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Ecru et pousse
住所
860-0086 熊本市打越町40-61 tel/fax 096.288.3321 11:00~17:00 OPEN 日曜・水曜・・CLOSE (他不定休) カテゴリ
全体お店の場所 商品情報 イベント おしらせ R&D.M.Co- Encachette setsu minä perhonen w sLow item joice on the table Niki. mature ha. おむすびパン Gauze# クリボテラ GASA* 未分類 |
4月に入ってからずっと、当店へ足を運んでくださるミナ ペルホネンを愛するお客さまへ 大切なお話をさせていただいてました。
直接お話できるとよいのですが、文章となると 間違った方向へ解釈されたり 勘違いされてしまうのではないかと… 書くことをとても悩みましたが、 出会いを含め、今までとこれからについて少しだけお付き合いください。 これまで3ヶ月近く 何人の方へお話させてもらったでしょうか… その度に 自分へ言い聞かせる様に 大切にしたい気持ちを言葉に乗せてお伝えしてる出来事です。 ミナ ペルホネンを展開できるようになったきっかけは 7年近く前、まだミナ ペルホネンの直営店が白金台だった頃、新作コレクションの上映会というものを行なっており、 当時毎日の様にミナ ペルホネンのHPを覗いてた私は ちょうど上京する日程と上映会が重なったので 上映会へ行きたい!と思い、予約して伺うことにしました。 その時初めて皆川さんにお会いしました。 初めてで緊張していた私たちに、優しく声をかけてくださったり、 とても気さくに接してくださいました。 ファンの一人として参加した上映会でしたので、仕事の話はせず その時間を楽しみ(緊張して余裕なしでしたが) そろそろ帰ろうかという時、 ふとした会話から 手作りした店の話になり 何かカードとか無いですか?と言われ、慌てて探し 1枚だけ財布に入っていたショップカードを渡し、もうドキドキ。 それを見ながら皆川さんが 「ご家族で作ったお店なのですね、、良いですね。 こんなところに僕たちが作る商品が並んでると嬉しいなぁ」 と言ってくださり もう一度聞き返したいくらいびっくりし、信じられない気持ちで 上映会の後、2人でふわふわと夢の中に居るような そんな足取りで帰りました。 仕事を離れて1人のミナ ペルホネンのファンとして出向いたあの時がなかったら今の私たちは無いのかも。 と思う程忘れられない出来事は 今でも鮮明に覚えています。 そして1年後お取り扱いがスタートしました。 それからもミナとの思い出はたくさん。 2014年3月、皆川さん初来熊。 取り扱いがスタートすることが決まって直ぐに、店舗2階の小さな部屋をミナ ペルホネンの部屋にしました。 そして、初めて当店へ足を運んでくださった時に 窓に絵を描いていただき、更には40人のお客さまと ぎゅーぎゅーに座って、皆んなドキドキのお話会をしていただきました。 辺鄙な場所にあるエクリュ。 2人で営む小さな店に 足を運んでくださっていたお客さまとのこの日の事は 今でも語り合える思い出のひとつです。 その後、2017年4月 熊本地震。 その時も大変心配してくださり、地震から半年後の10月9日 「トークの日」と名前をつけて お話会をしてくださいました。 店内が狭いので、でも沢山の方と歓びを分かち合いたい、その気持ちを皆川さんは大切にしてくださり 私は何回もお話しますよ。と回を増やして開催し、150人程の方が皆川さんの話に耳を傾け、目をキラキラと輝かせ、安心と元気をいただきました。 そして去年開催した 水俣市 西念寺さんでのイベント。 ミナ ペルホネン直営店callにてお取り扱いのある生産者さん達との交流と、お客さまとの会を実現できたことも記憶に新しい出来事です。 「服を売る」だけではなく、こうやってお付き合いが繋がっていた分、 今回のお伝えすることが、皆様にとっても悲しく感じるかもしれません。 しかし、最後まで読んでいただければ、少しはそのお気持ちも晴れるかと思います。 もうしばらくお付き合いいただければ幸いです。 近年、ファッションにおける国内での物作りの環境、小売りの在り方が大きく変化してきています。 ミナ ペルホネンも年々、国内での物作りは縮小傾向にあり、生産の難しさを感じています。 ここ数年は当店でも、お客様に納期が遅れるご連絡をさせていただくことが多かったのも事実です。 気の遠くなるような時間を要するテキスタイル作り、細部までこだわり抜いた縫製など、 一目でわかる高い品質で作り続ける難しさ、私たちも工場の方との関りをもてたことで、 その難しさをとても強く感じていました。 そこでミナ ペルホネンは、 全国のお取り扱い店舗を一旦縮小し、物作りの在り方を見つめ直す決断をされました。 ミナ ペルホネンには、「せめて100年続けたい」という想いがあります。 それに向けての、継続可能な方法を探すための決断を、皆さんと一緒に見守りたいと思っています。 そして 当店も、コレクションのお取り扱いが今シーズン(2019春夏コレクション)で終わりになることとなりました。 春ごろに正式なお知らせが届いてからというもの、店舗2階へ上がりミナの商品を見ては嬉しそうにされるお客さまや 遠方から遥々来てくださる方が喜ぶ姿を見る度 胸が痛く、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 ミナ ペルホネンの商品は、世代を超えて喜ばれる独特の世界観。 プレゼントに選ぶ方がとても多いですし、お洋服は買えないけど 見れるだけでも幸せ、小物だけでも買いたい。 そんな気持ちを思うと とても寂しくて 、、 通販で簡単に買える時代の今でこそ、店に出向いてくださるお客さまの歓びを減らしてしまう。 とても苦しい時間を過ごしました。 その後、2019-20秋冬コレクションの展示会で、皆川さんやスタッフの方とゆっくり話をし、涙をこらえながら自分たちの気持ちも伝えることにより、 ようやっと前を向けるようになりました。 好きと憧れと尊敬と ミナ ペルホネンというブランドから たくさんの事を感じ、想い、全国各地のたくさんの方と出逢えたことも ミナ ペルホネンが繋いだご縁だと感じています。 当店へ出向いてくださるお客さまへミナのアイテムを見ていただけることを歓びとし 大切に想っていた分、私たちも気持ちのダメージは大きいですが、ミナ ペルホネンで働く方々は、私たち以上に辛い想いでこの決断に至っていると思っています。 大好きなブランドである ミナ ペルホネンが決断したこの出来事は 私たちにも色々な事を考えるきっかけにもなり、今後のショップとしての在り方を見つめ直すきっかけにもなっています。 毎日考えない日はないくらい大切な出来事。 大好きなブランドだからこそ、考えを受け入れ、これからも支持していきたいと思っています。 展示会へ出向き、お客さまの顔を思いながら新作をみることもなくなるのか… itemページ用の着画も撮ることもなくなるんだ…と寂しい気持ちになっていましたが、好きは好き、今後も当店らしい催しなどでお付き合いさせていただけると願って。 これまでと変わらず大切にしていきたいです。 今後について 通常なら7月末ごろから展開される2019秋冬コレクションを店頭にて商品として並べることは出来ませんが、 今回、ミナ ペルホネンの新たな試みとして、 直営店以外では、Ecru et pousseを含む全国5店舗で受注会を開催します。 Ecru et pousseでは、7/20(土)〜22(月)の3日間となります。 11:00~19:00 (期間中は19時まで時間延長オープンしています) 2019-20秋冬コレクションのサンプルをたくさんご用意し、実際に試着して予約していただける大変貴重な機会となります。 期間中 minä perhonenのスタッフさんも在店してくださいます。 物作りへの想い、それぞれの生地が持つ素材感やぬくもりを実感していただくと共に、少し先の未来へと想いを馳せ、存分にその世界観を感じていただけたらと思います。 ※受注会でご予約いただいた商品は、納期ごとに店頭で受け取り可能です。 ※受注会に並んでいる商品は、後日 店頭での販売はありませんのでご注意ください。 みなさまにとって、大切で思い出に残る日になるよう準備を進めております。 九州では当店のみとなりますので、 是非、遠方の方も足を運んでいただければ幸いです。 みなさまとの時間を私たちもとても楽しみにしております。 最後まで読んでくださりありがとうございました。 イベントの詳しい内容は、随時更新していきます→https://www.instagram.com/ecru_et_pousse/ ご不明な点は何でもご質問ください→http://www.ecru-et-pousse.com/contact/
by ecru-2005
| 2019-06-20 00:00
| minä perhonen
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